浄水器で放射性物質は除去できるのか?
放射性物質の大きさ
最近、特に危険度が注目されているのが、放射性物質です。水の中に含まれる放射性物質は、浄水器でも除去する事ができるということです。フィルターで除去するということですが、フィルターの目の細かさから言うと、放射性物質の除去が理論上可能とされています。
放射性物質は、ヨウ素、セシウムなどですが、大きさは0.001〜10ミクロンという大きさです。小さいようですが、フィルターがそれより目が細かいなら濾過する事が可能です。水の大きさが0.0003ミクロンということで放射性物質と水の分子の大きさとには、大きな差があります。水は、通過して放射性物質は通過しないというフィルターがあるなら除去できるのです。
放射性物質を除去するフィルター
放射性物質よりも網目が小さくて水の分子よりも大きい網目のフィルターがあれば解決できるということですが、そんなフィルターがあります。RO式のフィルターですが、逆透過膜浄水器に使用されているフィルターです。網目の大きさが0.0005ミクロンということで、水の分子よりも0.0002大きいです。それで、水分子は通過しますが、セシウムなどの放射性物質は通過しません。
逆透過膜浄水器のデメリット
放射性物質を除去できるとされている逆透過膜浄水器ですが、放射性物質以外にも様々の有害物質を除去する事が可能です。それで、ミネラルも除去するので味のほうはあまりありません。また、装置の値段がかなり高いです。30万円はするということです。月に3千円程度のコストになっている場合もあります。
まとめ
放射性物質を除去する浄水器もありますが、かなり高額になるのが痛いところです。放射性物質の危険が高いところでは、導入の価値がありそうです。